穀雨、霜がやみ苗が育つ頃に生まれたあなたへ
四月二十五日の詩箋

4月25日の詩箋:李白「月下独酌」花間一壺酒、独酌無相親… 誕生の漢字〈酒〉

誕生の漢字

さけ
人を楽しませる人
李白 詩仙タイプ
自由奔放、月と酒を愛する冒険家

大切な人に贈る

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この日の暦

七十二候「霜止出苗」(しもやんでなえいずる)の頃。

書き下し文

花間一壺酒 独酌無相親 挙杯邀明月 対影成三人 月既不解飲 影徒随我身 暫伴月将影 行楽須及春 我歌月徘徊 我舞影零乱 醒時同交歓 酔後各分散 永結無情遊 相期邈雲漢

花間かかん 一壺いっこの酒さけ

独ひとり酌くんで相あい親したしむ無なし

杯さかずきを挙あげて明月めいげつを邀むかへ

影かげに対たいして三人さんにんと成なる

月つき 既すでに飲いんを解かいせず

影かげ 徒いたずらに我わが身みに随したがふ

暫しばらく月つきと影かげとを伴ともなひ

行楽こうらく 須すべからく春はるに及およぶべし

我われ歌うたへば月つき徘徊はいかいし

我われ舞まへば影かげ零乱りょうらんす

醒さむる時ときは同ともに交歓こうかんし

酔よひて後のちは各おのおの分散ぶんさんす

永ながく無情むじょうの遊ゆうを結むすび

相あい期きす邈はるかなる雲漢うんかんに

現代語訳

花の中に一壺の酒。ひとりで飲み、相手はいない。杯を挙げて明月を迎え、自分の影と向き合えば三人になった。月はもとより酒を飲めず、影はただ私の身についてくるばかり。それでもしばらく月と影を連れにして、春のうちに楽しもう。私が歌えば月はさまよい、私が舞えば影は乱れ動く。醒めているうちは共に楽しみ、酔ったあとはそれぞれ別れていく。いつまでも心を持たない者同士の交わりを結び、はるかな天の川で会おうと約束しよう。

「月下独酌」をくわしく読む →

李白(盛唐)|五言古詩

添えの一首

自遣 李白
気づけば、花びらで衣がいっぱいに。