雨水、草木が芽吹く頃に生まれたあなたへ
三月一日の詩箋

3月1日の詩箋:白居易「賦得古原草送別」離離原上草、一歳一枯栄… 誕生の漢字〈春〉

誕生の漢字

はる
はじまりの力をくれる人
白居易 みんなの詩人タイプ
わかりやすく、誰とでも心を通わせる人

大切な人に贈る

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この日の暦

七十二候「草木萌動」(そうもくめばえいずる)の頃。

書き下し文

離離原上草 一歳一枯栄 野火焼不尽 春風吹又生 遠芳侵古道 晴翠接荒城 又送王孫去 萋萋満別情

離離りりたる原上げんじょうの草くさ

一歳いっさいに一ひとたび枯栄こえいす

野火やか 焼やけども尽つきず

春風しゅんぷう 吹ふいて又また生しょうず

遠芳えんぽう 古道こどうを侵おかし

晴翠せいすい 荒城こうじょうに接せっす

又また王孫おうそんの去さるを送おくれば

萋萋せいせいとして別情べつじょう満みつ

現代語訳

野原に生い茂る草は、一年に一度枯れてはまた茂る。野火に焼かれても燃え尽きることはなく、春風が吹けばまた芽生える。遠くまで続く香しい草は古い道を覆い、日に輝く緑は荒れた城跡にまで続く。またあなたを見送れば、茂る草のように別れの思いが胸いっぱいに広がる。

「賦得古原草送別」をくわしく読む →

白居易(中唐)|五言律詩

添えの一首

田園楽 王維
桃は紅く、柳は緑。急がない春の朝。